False Negative例をなくすための術中脊髄機能モニタリングアラームポイント—変性疾患を主とした318例における前向き研究

A Prospective Study on an Alarm Point of Intraoperative Functional Spinal Cord Monitoring to Prevent False Negative Cases:A Prospective Study on a Cohort of 318 Cases with Mainly Degenerative Spine Diseases

背景：近年，術中脊髄機能モニタリングは普及しているが，ゴールドスタンダードといえるアラームポイントの合意には達していない．

方法と対象：可能な限りfalse negative例を減らすためにアラームポイントを振幅低下30％，潜時遅延10％と設定し，脊椎変性疾患を中心とした318症例に対して前向きにモニタリングを試みた．

結果・まとめ：感度100％，特異度95.7％，false negative 0例と良好な結果を得たが，false positive例が多く，さらなる検討が必要と考えられた．