Japanese
English
誌上シンポジウム 骨粗鬆症診療—整形外科からの発信
骨粗鬆症マーカー
Biomarker of Bone Fragility in Osteoporosis
斎藤 充
1
,
丸毛 啓史
1
Mitsuru SAITO
1
,
Keishi MARUMO
1
1東京慈恵会医科大学整形外科
1Department of Orthopaedic Surgery, Jikei University School of Medicine
キーワード:
骨質
,
bone quality
,
コラーゲン
,
collagen
,
終末糖化産物
,
advanced glycation end products
Keyword:
骨質
,
bone quality
,
コラーゲン
,
collagen
,
終末糖化産物
,
advanced glycation end products
pp.1017-1025
発行日 2016年11月25日
Published Date 2016/11/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408200672
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骨粗鬆症は骨強度が低下する疾患である.骨石灰化度と骨の微細構造は骨の新陳代謝機構である骨吸収と骨形成のバランスにより規定されるのに対して,骨の主要な骨性成分であるコラーゲンの強度は,骨芽細胞機能やコラーゲン周囲の環境(酸化ストレス,糖化ストレス)に依存する.前者は骨代謝マーカー(骨吸収,形成マーカー)を用いて評価することが可能であるが,後者は,コラーゲンの劣化物質である終末糖化産物(ペントシジン,カルボキシメチルリジン)や,劣化の原因となる生活習慣病関連因子(ホモシステイン,HbA1cなど)を測定することにより評価する.
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