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誌上シンポジウム 成人脊柱変形へのアプローチ
成人脊柱変形に対する手術におけるOLIF(腰椎前側方進入椎体間固定術)の応用—OLIF/XLIFは脊柱変形手術を変えるか
Application of OLIF (Oblique Lateral Interbody Fusion) to Correction Surgery of Adult Spinal Deformity
金子 慎二郎
1
,
谷戸 祥之
1
,
朝妻 孝仁
1
Shinjiro KANEKO
1
,
Yoshiyuki YATO
1
,
Takashi ASAZUMA
1
1独立行政法人国立病院機構村山医療センター整形外科
1Department of Orthopaedic Surgery, Murayama Medical Center
キーワード:
成人脊柱変形
,
adult spinal deformity
,
腰椎前側方進入椎体間固定術
,
oblique lateral lumbar interbody fusion
,
OLIF
Keyword:
成人脊柱変形
,
adult spinal deformity
,
腰椎前側方進入椎体間固定術
,
oblique lateral lumbar interbody fusion
,
OLIF
pp.1085-1092
発行日 2015年11月25日
Published Date 2015/11/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408200376
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成人脊柱変形で矯正固定手術の適応となる頻度が高いのは,腰椎変性後側弯症と呼ばれる病態である.腰椎変性後側弯症に対して矯正固定手術を行う際に,特殊な開創器を用いた腰椎の側方進入椎体間固定術を応用することで,より侵襲が少ない形で有効な矯正を行うことが可能となってきている.これらは,固定範囲や手術適応などに関して,成人脊柱変形に対する矯正固定手術の従来の概念に変化をもたらすものである.腰椎の側方進入椎体間固定術の持つpotentialityを鑑みると,これまで明らかになっていないような潜在的利点を有している可能性もあり,さまざまな面から長期的評価を行っていくことが重要である.
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