誌上シンポジウム 股関節鏡の現状と可能性
緒言
内田 宗志
1
1産業医科大学若松病院整形外科学スポーツ関節鏡センター
pp.398
発行日 2015年5月25日
Published Date 2015/5/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408200197
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本特集は,「股関節鏡の現状と可能性」という話題で構成されている.わが国で産声をあげた関節鏡は,太平洋を渡り,アメリカ,カナダで手術に応用するまで発展した.膝関節および肩関節に対する関節鏡視下手術が盛んに行われるようになった.さらに現在では,肘関節,股関節,手関節,足関節にまで手術が応用されている.
股関節鏡においても,直視手術中心の時代から鏡視下手術の時代への,パラダイムシフトという大きなうねりのなかにある.次にあげるようなことが,関節鏡によってもたらされた恩恵と言えよう.
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