連載 整形外科最前線 あなたならどうする?・25
整形外科最前線 あなたならどうする?
加畑 多文
1
,
井上 大輔
1
,
土屋 弘行
1
1金沢大学大学院医薬保健学総合研究科・医薬保健学域医学類機能再建学(整形外科学)講座整形外科
pp.423-426
発行日 2014年5月25日
Published Date 2014/5/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408103041
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症例:69歳,女性
主訴:右股関節痛,殿部痛,歩行困難
既往歴:両側DDH(developmental dysplasia of the hip)
現病歴:1994年6月にDDHに伴う右末期変形性股関節症のため,他院でTHAを施行されている.以後,右股関節痛はなく経過し,特に外来受診はしていなかった.2013年6月に誘因なく右股関節痛が生じ歩行困難となったため,近医を受診した.精査の結果,カップの無菌性弛みに伴うmigrationと広範な骨溶解を認め,精査加療目的のため同年7月に当院を紹介され受診した.
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