Japanese
English
誌上シンポジウム 骨粗鬆症診断・治療の新展開
CTによる骨質評価と骨折リスク
Evaluation of Bone Quality and Fracture Risk Using Clinical CT
伊東 昌子
1
Masako Ito
1
1長崎大学病院放射線部
1Department of Radiology, Nagasaki University Hospital
キーワード:
コンピュータ断層撮影法
,
computed tomography
,
骨ジオメトリー
,
bone geometry
,
骨微細構造
,
microstructure
Keyword:
コンピュータ断層撮影法
,
computed tomography
,
骨ジオメトリー
,
bone geometry
,
骨微細構造
,
microstructure
pp.881-886
発行日 2010年10月25日
Published Date 2010/10/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408101813
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
CTによる骨質評価は構造特性の評価であり,骨ジオメトリーと海綿骨微細構造解析によって,骨折リスク予測や薬物効果評価に用いられるようになってきた.通常のCTが断面画像であるのに対して,多列検出器を有するmulti detector-row CT(MDCT)は容積画像を提供するので,三次元データに基づいて任意の断面での再構成画像を得ることができる.また高い空間分解能を提供するため,海綿骨微細構造解析の臨床における有用性も確認され,研究が進められている.今後テクノロジーの進歩による実用化を期待する.
Copyright © 2010, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.