Japanese
English
誌上シンポジウム 骨粗鬆症診断・治療の新展開
定量的CTを用いた有限要素法による骨強度評価
Evaluation of Bone Strength Using a Quantitative Computed Tomography Based Finite Element Method
大西 五三男
1
Isao Ohnishi
1
1東京大学大学院医学系研究科外科学専攻感覚・運動機能医学整形外科
1Orthopaedic Surgery, Sensory and Motor System Medicine, Surgical Sciences, Graduate School of Medicine, The University of Tokyo
キーワード:
骨強度
,
bone strength
,
有限要素法
,
finite element method
,
定量的CT
,
quantitative computed tomography
Keyword:
骨強度
,
bone strength
,
有限要素法
,
finite element method
,
定量的CT
,
quantitative computed tomography
pp.887-892
発行日 2010年10月25日
Published Date 2010/10/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408101814
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骨粗鬆症を的確に診断するためには,骨折のリスクを正確に評価できる診断法が望まれる.二重エネルギーX線吸収測定法(DXA)によって骨折リスクを予測するには感度・特異度に限界がある.近年では,定量的CTを用いた有限要素法によって骨強度を臨床診断する方法が開発され,臨床応用が始まっている.これは臨床用CTによる定量的CTデータを用い,有限要素法という構造解析法を用いて患者の骨強度を予測評価する方法である.この方法は骨折リスクのある患者をDXAによる骨密度よりよく識別することが臨床研究によって示唆されている.またDXAよりも早期に感度高く薬剤効果の判定ができることが明らかとなっている.
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