誌上シンポジウム 手・肘関節鏡手術の現況と展望
緒言
和田 卓郎
1
1札幌医科大学医学部整形外科
pp.404
発行日 2008年5月25日
Published Date 2008/5/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408101275
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手関節鏡が手の外科手術に導入されてすでに20年が経過している.その間,手根管症候群,肘部管症候群,ばね指には日本独自の関節鏡視下手術が開発されてきた.しかし,本来の手関節鏡手術に関しては,先輩格の膝関節鏡,あるいは近年に急成長している肩関節鏡に比べ,可能な手術手技が限られている.一方,近年欧米では肘関節鏡手術の有用性が注目されている.しかし,日本の手の外科医の肘関節鏡手術に対する関心は必ずしも高いとはいえない.
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