Japanese
English
誌上シンポジウム 人工股関節手術における骨セメント使用時の工夫と問題点
Charnley式ソケットの手術手技
Surgical Technique for Charnley Cemented Socket
後藤 英司
1
,
寺西 正
1
Eiji Goto
1
,
Tadashi Teranishi
1
1豊岡中央病院整形外科
1Department of Orthopedics, Toyooka Chuo Hospital
キーワード:
THA
,
全人工股関節置換術
,
cemented socket
,
セメント固定ソケット
,
acetabulum
,
臼蓋
Keyword:
THA
,
全人工股関節置換術
,
cemented socket
,
セメント固定ソケット
,
acetabulum
,
臼蓋
pp.643-648
発行日 2007年7月25日
Published Date 2007/7/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408101085
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セメント固定によるCharnley式ソケットの術後成績を向上させるため,これまでに様々な手術手技上の工夫が行われてきた.現在重要と考えるソケット固定の手術手技はジェット洗浄,臼蓋海綿骨からの止血などの臼蓋骨母床の処置に加え,過度の内方掘削を避けて外板を残し,軟骨下骨を温存し,多数の小アンカー孔,flanged socketの使用と寛骨臼によるflange部の完全被覆,セメントの高圧注入,骨囊腫の掻爬と同部位への海綿骨移植,臼不全股に対する臼蓋外側部への骨移植などである.これらの手技により長期成績が改善することを期待できる.
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