誌上シンポジウム 変形性膝関節症―最近の進歩
緒言
守屋 秀繁
1
1千葉大学大学院医学研究院整形外科学
pp.6
発行日 2007年1月25日
Published Date 2007/1/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408100810
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高齢社会の真っただ中,どちらを向いても年寄りばかりです.年寄りに起こる変形性膝関節症と脊柱管狭窄症は増加の一途をたどっており,今や整形外科のメイン・テーマのひとつになっています.本誌上シンポジウムでは変形性膝関節症に対する最近の進歩について論じてもらいましたが,結論的にはどの論文もいまだ研究途上であることがわかりました.
疫学的には以前から言われているように多因子であることが述べられているだけであり,残念ながら目新しい点は見当たらず,今後のもうひとつ変わった視点からの検討が期待されます.
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