巻頭言
第80回日本整形外科学会学術総会を開催するにあたって
中村 孝志
1
1京都大学大学院医学研究科感覚運動系外科学講座整形外科学教授
pp.2-3
発行日 2007年1月25日
Published Date 2007/1/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408100809
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今年の5月24日より27日までの4日間,神戸市の国際会議場を中心に第80回日本整形外科学会学術総会を開催させていただきます.京都国際会議場を中心に京都で開催させていただくことを願っていたのですか,残念ながら,学会の規模が大きくなり,京都国際会議場では手狭で,十分な会場を確保するのは難しい状況となってきました.この点から今回は新空港が近くに開港して,交通の便が飛躍的に改善した神戸を会場に選ばせていただきました.昨年には展示会場が1.5倍に拡張され,7,000名以上が参加しても十分な広さが確保できます.本誌が先生方のお手元に届く時には演題の採用も決まり,ほぼプログラムも完成していることと思います.
さて,近代の整形外科学がわが国で開講されて100年が経過しています.現在,学会員は22,000人を越え,内科,外科に次ぐ会員を有する専門学会となっています.このような学会の役割は2つあると考えます.1つは専門医としての整形外科医の研鑽する場であり,2つめは医療の最前線の場での研究を発表していただく場です.
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