Japanese
English
誌上シンポジウム 小児大腿骨頚部骨折の治療法とその成績
緒言
Preface
宮岡 英世
1
Hideyo MIYAOKA
1
1昭和大学医学部整形外科
pp.1494
発行日 2004年12月1日
Published Date 2004/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408100587
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小児の大腿骨頚部骨折は比較的稀であることから,一般には症例が少なく,その治療法に苦慮することが多い.安易な保存的治療により後に種々の合併症を発生させる危険性が高い骨折の1つであることはまちがいない事実のようであるが,実際にまとまった報告が少なく,また長期にわたる経過観察の報告も少ない.このたび,比較的症例を多く経験し,長期の経過観察ができている施設から報告していただき,誌上シンポジウムを行うこととなった.
骨折型はDelbet-Colonna分類を使用し,すなわち
Ⅰ型がtransepiphyseal separation,
Ⅱ型がtranscervical,
Ⅲ型がcervicotrochanteric,
Ⅳ型がintertrochantericと,
骨折部位により分類し,各々の治療法を述べていただき,その治療成績はRatliffの評価法で評価した.
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