統計学/整形外科医が知っておきたい
10.生存分析―2群の比較を中心として
小柳 貴裕
1
Takahiro Koyanagi
1
1東京歯科大学市川総合病院整形外科
1Department of Orthopaedic Surgery, Ichikawa General Hospital, Tokyo Dental College
pp.56-62
発行日 2004年1月1日
Published Date 2004/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408100350
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すべての死をもってようやく生存期間の評価が始まるというのでは分析の計画が立たない.現在,整形外科領域でも繁用されているKaplan-Meier法をはじめとして,観察期間の異なる全部の症例を無駄にすることなく,生存している例や消息不明例すなわち打ち切り例(censored data)をも分析の対象に含めて分析する方法が生存分析である5).
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