Japanese
English
臨床報告・2
フルコナゾール直接注入が奏効した術後腹腔内膿瘍の1例
A case of postoperative intraperitoneal abscess treated by direct injection of nuconazole
津田 倫樹
1
,
宇都宮 勝之
1
,
小林 秀紀
1
,
渡邉 千之
1
Tomoki TSUDA
1
1自衛隊中央病院外科
キーワード:
真菌感染症
,
腹腔内膿瘍
Keyword:
真菌感染症
,
腹腔内膿瘍
pp.837-838
発行日 1999年6月20日
Published Date 1999/6/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407905311
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はじめに
消化器外科領域における深在性真菌症は,担癌患者などのimmunocompromised hostにおける術後感染症として近年益々重要な問題となっている1).その1つとして術後腹腔内膿瘍があり,しばしばその治療に難渋する場合がある.今回筆者らは胃切除後に発生した真菌細菌混合性腹腔内膿瘍に対し,ドレーンよりフルコナゾール(以下,FLCZ)を直接注入して奏効した1例を経験したので報告する.
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