外科研修医実践講座・23
胆石症治療のUp-to-Date
松田 正道
1
,
渡辺 五朗
1
,
鶴丸 昌彦
1
1虎の門病院消化器外科
pp.631-635
発行日 1995年5月20日
Published Date 1995/5/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407905215
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はじめに
体外衝撃波胆石破砕療法(ESWL)を中心とする非手術的治療法の進歩と腹腔鏡下胆嚢摘出術の登場に伴い,胆石症の治療はここ数年で大きな変革を遂げた.胆石症は基本的に良性疾患であり,また無症状例がきわめて多く,その治療の選択に際しては患者を前に頭を悩ますことも多い.
本稿では,まず胆嚢結石症の治療に関し,腹腔鏡下胆嚢摘出術を中心とした最近の動向について述べ,ついで胆管結石症の治療を含めたわれわれの見解を述べることにする.
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