Japanese
English
臨床報告・1
血液型の変化を示した大腸癌穿孔性腹膜炎の1例
A case of pan-peritonitis due to perforation of the colon associated with the change in blood type
曽我 良平
1
,
長谷川 潔
1
,
小森 義之
1
,
蓮見 昭武
1
,
青木 春夫
1
,
長谷川 岩三
2
Ryohei SOGA
1
1藤田保健衛生大学消化器外科
2藤田保健衛生大学輸血部
キーワード:
血液型変化
,
獲得B
,
B様抗原
,
大腸癌
,
エンドトキシン血症
Keyword:
血液型変化
,
獲得B
,
B様抗原
,
大腸癌
,
エンドトキシン血症
pp.101-104
発行日 1995年1月20日
Published Date 1995/1/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407905146
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はじめに
最近われわれは,横行結腸癌に伴う大腸穿孔による汎発性腹膜炎,エンドトキシン・ショックの1例を経験したが,本例のABO式血液型は従来A型といわれていたが,腹膜炎手術時には血球はAB型を,血清はA型を示し,獲得Bと呼ばれる変化を呈していた.そこで,この血液型の変化と大腸穿孔性腹膜炎との関連,ならびに獲得Bに対する輸血時の対応法について,若干の考察を加えて報告する.
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