Japanese
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特集 胃癌治療ガイドラインの検証
EBMと胃癌治療ガイドライン
Evidence-based medicine and the gastric cancer treatment guidelines
佐野 武
1
Takeshi SANO
1
1国立がんセンター中央病院外科
キーワード:
EBM
,
ガイドライン
,
PDQ
,
EMR
Keyword:
EBM
,
ガイドライン
,
PDQ
,
EMR
pp.1619-1622
発行日 2002年12月20日
Published Date 2002/12/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407905073
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EBMという手法は欧米を中心に近年広く普及し,さまざまな疾患に対する治療ガイドラインも,強いエビデンスを基に記述・改訂されるようになっている.一方,わが国の胃癌治療ガイドラインはわが国独自で開発・発展してきたEMRやD2郭清,各種縮小手術などが治療法の中心となっており,EBMでいうところのエビデンスは弱い.しかしこれはスタートとも呼ぶべきものであり,このガイドラインは今後の日本における臨床研究のスタイルを大きく変えるポテンシャルを持っている.ガイドラインが示す標準治療を軸として,さまざまな臨床研究がprospectiveに展開されれば,高いレベルのエビデンスが集積されることが期待される.
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