病院めぐり
兵庫県立西宮病院外科
藤本 高義
pp.669
発行日 2002年5月20日
Published Date 2002/5/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407904868
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大阪梅田から阪神電鉄の神戸行き特急に約15分間揺られ,阪神タイガースの本拠地「甲子園球場」を通り過ぎ,西宮駅で降車しようと席を立つと,山側の車窓から兵庫県立西宮病院と表示された11階建ての建物が目に入ってきます.周辺は,西宮戎神社,灘の酒倉で知られ,人口43万人余りの西宮市の市役所に隣接してある当院は,1936(昭和11)年1月に兵庫県立西宮懐仁病院の名で開設され,当初は内科,外科,産婦人科,耳鼻咽喉科の4診療科50床で発足しました.
1947年に現在の兵庫県立西宮病院と改称され,1970年には救急医療センターが,1972年には腎移植センターが設置されました.その間,内科,小児科,外科,整形外科,脳神経外科,泌尿器科,産婦人科,眼科,耳鼻咽喉科,リハビリテーション科,放射線科,麻酔科の12診療科に増設され,地域の中核病院として発展してきました.1994(平成6)年には,現在の本館診療棟が完成され400床になりました.1995年には阪神・淡路大震災で,新本館,2号棟,3号棟の建物が甚大な被害を受けましたが,1998年に改修工事も終了して現在の診療棟が完成しました.
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