病院めぐり
兵庫県立柏原病院外科
嶋田 安秀
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1兵庫県立柏原病院外科
pp.1585
発行日 2007年11月20日
Published Date 2007/11/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407101947
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兵庫県は行政上10の圏域に分けられています.当院は瀬戸内海と日本海の中央部に位置する丹波圏域にあり,丹波市と篠山市で構成され,人口は約12万人で,ほかの地域と比べて高齢・過疎化が顕著です.交通機関はJR福知山線柏原駅または高速舞鶴若狭道で,地名の柏原は「かいばら」と読み,古くは織田氏柏原藩の城下町です.最近の当地の話題は白亜紀前期(1億3000万年前)の篠山地層群から大型草食恐竜の関節のつながった脊椎骨化石が発見されたことで,全身骨格の発掘が期待されており,丹波市の名前が全国的にクローズアップされました.
このような山間部の町に昭和28年,当院の前身である兵庫県立療養所柏原荘が神戸大学の関連病院として内科,外科,放射線科を標榜し,300床の結核病院として発足しました.昭和59年に現名称の総合病院となり,準三次救急病院の指定を受けました.平成5年には初期臨床研修指定病院となり,平成17年には日本医療機能評価認定を受けて地域の中核病院として急性期,救急医療を担うようになり,結核病床は使命を終えました.
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