病院めぐり
健康保険南海病院外科
森本 章生
pp.374
発行日 2002年3月20日
Published Date 2002/3/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407904806
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健康保険南海病院は,海の幸・山の幸に恵まれた九州は大分県南の地,佐伯市にあります.県南の天然の良港は戦前軍港として栄え,その海軍の下士官兵集会所がおかれていた土地および建物を昭和22年10月に厚生省が買収し,大分県国民健康保険団体連合会に経営を委託し健康保険南海病院は発足しました.当初は,内科,外科,産婦人科,歯科の4科の診療科で病床数21床でしたが,昭和33年9月より全国社会保険協会連合会(全社連)に経営委託され,病床数244床の総合病院として今日に至っております.
全社連は,健康保険,厚生年金保険およびその他社会保険事業の円滑な運営を促進し,あわせて被保険者および被扶養者の福祉の増進をはかるとともに社会保険制度の確立に寄与することを目的として厚生大臣の許可を得て設立された公益法人であり,全国で53病院,4診療所が所属しています.診療科は,内科,外科,小児科,整形外科,心臓血管外科,脳神経外科,産婦人科,泌尿器科,眼科,耳鼻咽喉科,麻酔科,放射線科,皮膚科の13科です.現在の南海病院の建物は昭和52年に完成し,以後平成2年人工透析センター,平成4年健康管理センターが完成し,平成12年介護老人保健施設“サンビュー南海”の開設と徐々に拡張しています.
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