Japanese
English
特集 食道癌治療におけるcontroversy
切除可能食道癌の手術(開胸法)
Esophagectomy through right thoracotomy for resectable esophageal carcinoma
梶山 美明
1
,
鶴丸 昌彦
1
,
鳴海 賢二
1
,
岩沼 佳見
1
,
服部 公昭
1
,
富田 夏実
1
,
天野 高行
1
,
関根 正幸
1
Yoshiaki KAJIYAMA
1
1順天堂大学医学部第1外科
キーワード:
根治性
,
低侵襲
,
反回神経周囲リンパ節郭清
,
小開胸創
Keyword:
根治性
,
低侵襲
,
反回神経周囲リンパ節郭清
,
小開胸創
pp.169-172
発行日 2002年2月20日
Published Date 2002/2/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407904771
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わが国では食道癌に対する手術治療は予後向上を目指して開胸下に確実にリンパ節を郭清する手術手技が追求され,確立されてきた.一方,リンパ節郭清範囲の拡大と同時に様々な術式の工夫や術後管理方法の改善が行われた結果,手術死亡率や術後合併症率は低下してきた.現在,筆者らは20cm前後の短い開胸創で広背筋や胸背動脈を温存して手術侵襲の軽減をはかった上で,特に左右反回神経周囲リンパ節郭清の徹底化を行っている.悪性疾患に対する手術である以上開胸アプローチ,非開胸アプローチのいかんを問わず手術の侵襲度と同様にそのqualityやsurvival benefitを冷静に評価することが必要である.
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