Japanese
English
臨床報告・1
完全内臓逆位症に併存した胆嚢結石症に対して腹腔鏡下胆嚢摘出術を施行した1例
Laparoscopic cholecystectomy for gallstone associated with complete situs inversus:a report of a case
細井 則人
1
,
斉藤 孝
1
,
鈴木 克彦
1
Norihito HOSOI
1
1本荘第一病院外科
キーワード:
内臓逆位
,
腹腔鏡下胆嚢摘出術
,
胆嚢結石症
Keyword:
内臓逆位
,
腹腔鏡下胆嚢摘出術
,
胆嚢結石症
pp.125-128
発行日 2002年1月20日
Published Date 2002/1/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407904765
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はじめに
内臓逆位症(以下,本症)は内臓の一部または全部が左右逆転し,正常位に対して鏡面的位置関係にあるものをいう.本邦においては2千人から1万人に1人の割合で認められる比較的稀な疾患である1).しかし,近年の腹腔鏡下手術の普及に伴い内臓逆位症に対して胆嚢摘出術を経験する機会が増してくるであろうと思われる.今回,筆者らは完全内臓逆位症に併存した胆嚢結石症に対して腹腔鏡下胆嚢摘出術(以下,LSC)を経験したので,文献的考察を加え報告する.
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