Japanese
English
特集 最先端の外科医療
ZEUSTMを用いたロボット手術
Endoscopic surgery assisted by the ZEUS robotic surgical systemTM
渋谷 和彦
1
,
阿部 永
1
,
乙供 茂
1
,
砂村 眞琴
1
,
武田 和憲
1
,
松野 正紀
1
Kazuhiko SHIBUYA
1
1東北大学大学院医学系研究科消化器外科
キーワード:
内視鏡外科
,
ロボット手術
,
遠隔手術
Keyword:
内視鏡外科
,
ロボット手術
,
遠隔手術
pp.33-37
発行日 2002年1月20日
Published Date 2002/1/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407904746
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
内視鏡外科手術においては,拡大された画像を見ながら手術器具を操作するといった特性から,術者の手の震えも拡大されること,人間の手の動きをそのまま体腔内で再現することは困難であるというところに,ロボット手術の導入の利点があると考えられる.現在,臨床応用が図られている手術支援ロボットとして,ZEUS robotic surgical systemTMについて述べた.1998年に初めて臨床応用が報告されて以来,種々の手術が行われている.通信技術の発展による遠隔手術指導など,手術支援ロボットは教育面での可能性も大きい.
最近,遠隔手術指導のみならず,実際の遠隔医療も可能であることが示され,今後のさらなる発展が期待される.
Copyright © 2002, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.