Japanese
English
特集 最先端の外科医療
da Vinci®を用いたロボット手術
Surgical robot for clinical application: Robotic surgery using “da Vinci®” system
橋爪 誠
1
,
富川 盛雅
2
,
島田 光生
2
,
杉町 圭蔵
2
Makoto HASHIZUME
1
1九州大学大学院医学研究院災害救急医学
2九州大学大学院医学研究院消化器・総合外科(第2外科)
キーワード:
手術支援ロボット
,
ダビンチ
,
胆嚢摘出術
,
脾臓摘出術
Keyword:
手術支援ロボット
,
ダビンチ
,
胆嚢摘出術
,
脾臓摘出術
pp.39-45
発行日 2002年1月20日
Published Date 2002/1/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407904747
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近年,内視鏡下外科手術の導入に伴い手術支援ロボットの必要性は急速に高まってきている.筆者らは手術支援ロボットda Vinci®を33例の症例に応用し,全例で大きな合併症を起こさず手術を成功させた.そのうち本稿では胆石症症例に対する胆嚢摘出術と特発性血小板減少性紫斑病症例に対する脾臓摘出術の症例を呈示した.21世紀の高齢化社会において低侵襲で高いQOLを維持でき,かつ従来の方法では不可能であった治療を可能にすることが外科領域における今後の大きな課題である.この意味でロボット手術のもつ意義は大きく,かつ大きな可能性を秘めている.
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