Japanese
English
臨床報告・1
縦隔頸部に至る広範な気腫を伴った内視鏡的ポリープ切除後の大腸穿孔の1例
A case of colon perforation,pneumomediastinum,and subcutaneous neck emphysema complicating endoscopic polypectomy
伊澤 光
1
,
藤本 高義
1
,
福地 成晃
1
,
吉田 哲也
1
,
戎井 力
1
,
先田 功
1
Hikaru IZAWA
1
1兵庫県立西宮病院外科
キーワード:
大腸ポリープ切除術
,
穿孔
,
保存的治療
Keyword:
大腸ポリープ切除術
,
穿孔
,
保存的治療
pp.1551-1555
発行日 2001年11月20日
Published Date 2001/11/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407904712
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はじめに
近年,大腸内視鏡検査の普及,内視鏡的治療の一般化に伴いその偶発症の増加が指摘されている1).なかでも最も頻度の高い大腸穿孔は外科的治療の対象となることが多く,今後,われわれ外科医が日常臨床で遭遇する機会が増えるものと予想される.
今回,大腸内視鏡的に下行結腸ポリープを摘除したのち穿孔をきたし,縦隔,頸部に至る広範な気腫を生じたが,保存的に軽快しえた症例を経験したので報告する.
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