Japanese
English
臨床報告・1
CTにて術前診断し得た魚骨による小腸穿孔の1例
A case of perforative peritonitis of the ileum due to a fish bone penetration diagnosed preoperatively by CT
上山 聰
1
,
上川 康明
1
,
小林 達則
1
,
馬場 孝子
1
,
里本 一剛
1
Satoshi UEYAMA
1
1三原赤十字病院外科
キーワード:
魚骨
,
腹部CT
,
消化管穿孔
,
腹膜炎
Keyword:
魚骨
,
腹部CT
,
消化管穿孔
,
腹膜炎
pp.1273-1276
発行日 2001年9月20日
Published Date 2001/9/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407904582
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はじめに
誤嚥魚骨による消化管穿孔・穿通は比較的まれで,しかも術前診断は困難な場合が多い.とくに穿孔による汎発性腹膜炎発症例においては,膿瘍や炎症性肉芽腫などの慢性炎症をきたしたものに比べ,術前診断し得た報告例はまれである4,11〜20).今回筆者らは,CTにて術前診断し得た1例を経験したので若干の文献的考察を加えて報告する.
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