Japanese
English
臨床報告 1
誤飲した魚骨により腹壁膿瘍をきたした1例
A case of abdominal wall abscess due to fish bone penetration
木内 俊一郎
1
,
森河内 豊
1
,
滝 吉郎
1
,
高林 有道
2
Kiuchi Shunichiro
1
1財団法人田附興風会医学研究所北野病院救急部
2財団法人田附興風会医学研究所北野病院外科
キーワード:
魚骨
,
消化管穿孔
,
腹壁膿瘍
Keyword:
魚骨
,
消化管穿孔
,
腹壁膿瘍
pp.251-253
発行日 2003年2月20日
Published Date 2003/2/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407101344
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はじめに
異物は誤飲してもそのほとんどが自然に排泄されるが,比較的稀に消化管穿孔や穿通を起こし,腹膜炎を発症したり腹腔内腫瘤,膿瘍を形成することがある1).本邦では食習慣から魚骨による消化管異物が最も多く,異物による消化管穿孔の中でも魚骨が最も多い.今回,魚骨が消化管穿孔を起こしたもののそれが腹膜炎に至ることなく軽快し,後日腹壁膿瘍として発症した1例を経験したので報告する.
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