病院めぐり
—労働福祉事業団—釧路労災病院外科
小笠原 和宏
pp.1088
発行日 2001年8月20日
Published Date 2001/8/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407904545
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釧路湿原国立公園に隣接する釧路市は北海道東部の中核都市です.夏は湿潤,冬は乾燥する気候で,平均気温が低いほかは関東の沿岸地方と似たような気候です.市街地を少し離れると,湿原のカヌー下りや丹頂鶴を楽しむことができ,温泉にも恵まれています.何といっても,海産物の美味しさは釧路ならではのものでしょう.
釧路労災病院が開設されたのは1960(昭和35)年で,昨年40周年を迎えました.1997(平成9)年に着手の増改築工事も,1999(平成11)年3月に鉄骨コンクリート9階建ての新病棟(本館)が完成,本年1月には外来棟も完成して,外周整備を残すのみとなりました.病床数は500床でほぼ100%の稼働率を維持,外来も1日平均1,500名を68名の常勤医で診療しています.人口密度の低い地域がら,釧路市民のみならず遠くから2時間以上かけて通院してくる患者さんもいらっしゃいます.
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