管理者訪問・53
労働福祉事業団東北労災病院長 槇 哲夫先生
車田 松三郎
1
1東北大学
pp.69
発行日 1972年8月1日
Published Date 1972/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541204737
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仙台市の北部に今や近代的総合病院として面目を一新し,発展をとげつつある東北労災病院がある.今回は当院長,槙哲夫先生を訪問した.先生は,大学で長年教鞭をとられ,医師の育成にあたってこられた.ちなみに先生の経歴をうかがうと次のとおりである.
先生は,東北帝国大学医学部を昭和8年にご卒業になり,杉村外科にて外科学を専攻された.14年同大学の助教授に就任され,在任中に17年から19年まで中支那無錫同仁会病院長を併任された.20年に秋田女子医専教授,24年には弘前大学第二外科学教授,36年4月から東北大学教授(医学部)に就任され,46年3月同大学を定年退官された.大学に在任中は,東北大学付属病院長(40年4月から42年3月まで)や東北大学医学部長(42年4月から45年10月15日まで)などを歴任され,管理者としての経験を十分に積まれ,46年4月から当院の院長として任にあたっておられる.なお先生は現在,東北大学名誉教授である.
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