文学漫歩
—ケッセル(著),堀口大学(訳)—『昼顔』(1968年,新潮社 刊)
山中 英治
1
Hideharu YAMANAKA
1
1市立岸和田市民病院外科
pp.946
発行日 2001年7月20日
Published Date 2001/7/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407904517
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新暦の七夕は梅雨時のため星が見えないことが多い.幼稚園児の時に短冊に「ウサギさんになりたい」と書いた長女も中学生となり,「ベガとアルタイルを確認する」と天体望遠鏡を組み立てている.「お父さんが望みをかなえてあげよう」と,バニーガールのつけ耳と網タイツを買ってきて,娘に着せて父娘で歓んでいたら私の母に叱られたことも記憶にないようだ.
庭のフェンスには次女が春先にばらまいた朝顔が咲き始めた.昨年隣近所の花と交配したのか色とりどりで,中には紅白のストライプもあって縁組みとしてもおめでたい.ところで,朝顔はヒルガオ科で朝に咲く.昼顔は昼に咲き,夕顔は夕方に咲くがこれはウリ科である.
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