Japanese
English
特集 総胆管結石治療の最前線—手技と周辺機器の進歩
内視鏡的アプローチ
PTCD
Treatment of choledocholithiasis using small-caliber cholangioscopy via the PTCD route
小森山 広幸
1
,
田中 一郎
1
,
萩原 優
1
,
宮崎 治
2
,
山内 栄五郎
3
Hiroyuki KOMORIYAMA
1
1聖マリアンナ医科大学横浜市西部病院外科
2聖マリアンナ医科大学横浜市西部病院放射線科
3東京女子医科大学放射線科
キーワード:
PTCD
,
細径胆道鏡
,
電気水圧衝撃波砕石装置
Keyword:
PTCD
,
細径胆道鏡
,
電気水圧衝撃波砕石装置
pp.313-320
発行日 2001年3月20日
Published Date 2001/3/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407904398
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細径内視鏡や砕石機器の登場により,効果的な総胆管結石の治療が可能となっている.本稿では,筆者らが行っているPTCDを介した総胆管結石の治療法について述べた.過去5年間に当科において行った経皮経肝胆道鏡下砕石術(percutaneous transhepatic cholangioscopic lithotomy:PTCSL)は全例に良好な結果を得ている.またPTCSにESTを組み合わせた治療も容易で効率的である.合併症はPTCDによる出血で,砕石によるものはない.PTCSLはPTCDが不可欠なため黄疸を伴う総胆管結石や経乳頭的アプローチが困難な患者に適応されるが,高齢者や手術を拒否する患者にも応用でき安全で有効な治療法である.
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