Japanese
English
特集 膵瘻の予防・治療のノウハウ
難治性膵瘻に対するIVR—経皮経胃的膵瘻ドレナージ術
New technique of interventional radiology for intractable pancreatic fistura:Percutaneous transgastric fistulo-drainage
田中 一郎
1
,
山内 栄五郎
2
,
小森山 広幸
1
,
生沢 啓芳
1
,
金杉 和男
1
,
萩原 優
1
Ichiro TANAKA
1
1聖マリアンナ医科大学横浜市西部病院外科
2聖マリアンナ医科大学横浜市西部病院放射線科
キーワード:
膵瘻
,
経皮経胃的ドレナージ
Keyword:
膵瘻
,
経皮経胃的ドレナージ
pp.471-476
発行日 1997年4月20日
Published Date 1997/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407902693
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
膵切除後の合併症として膵瘻を認めることがあるが,消化管との内瘻化や尾側膵実質の荒廃に伴う外分泌機能低下など,より多くの場合保存的に自然治癒する.しかし,難治性膵瘻の場合,長期にわたり管理に難渋することが多く,瘻孔消化管吻合術などの内瘻化が必要な場合もある.筆者らは最新のIVR(interventional radiology)的手法である経皮経胃的ドレナージ術を膵仮性嚢胞1),膵管拡張型慢性膵炎2)そして重症急性膵炎3)に施行しその有用性を確認してきた.本稿では,経皮経胃的ドレナージ術の応用である経皮経胃的膵瘻ドレナージ術について手技を中心に述べる.
Copyright © 1997, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.