特集 癌治療のプロトコール—当施設はこうしている
Ⅴ.胆管癌治療のプロトコール
秋田大学医学部・第1外科
安藤 秀明
1
,
古屋 智規
1
,
佐藤 勤
1
,
安井 應紀
1
,
田中 淳一
1
,
小山 研二
1
Hideaki ANDOH
1
1秋田大学医学部第1外科
pp.144-148
発行日 2000年10月30日
Published Date 2000/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407904264
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
はじめに
胆管癌は解剖学的に門脈,肝動脈に近接しているため,根治切除不能な症例は少なくない.また,これら大血管への浸潤に対する血管合併切除は,門脈の場合は良好な予後が期待できることが多いが,動脈の場合の予後は期待できない.このような特殊性をもった胆管癌治療を適切に行うための術前検査,それに沿った術式の選択,さらに術後補助療法について当科におけるプロトコールを提示する(図1).
Copyright © 2000, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.