Japanese
English
手術手技
リアルタイム画像を用いた垂直アクセスによるMRガイド下肝腫瘍マイクロ波凝固壊死療法
Real-time MR image-guided vertical access puncture and microwave coagulation therapy for a hepatic tumor
来見 良誠
1
,
谷 徹
1
,
花澤 一芳
1
,
仲 成幸
1
,
小玉 正智
1
,
馬場 忠雄
2
,
村田 喜代史
3
,
野坂 修一
4
,
森川 茂廣
5
,
犬伏 俊郎
5
Yoshimasa KURUMI
1
1滋賀医科大学第1外科
2滋賀医科大学第2内科
3滋賀医科大学放射線科
4滋賀医科大学麻酔科
5滋賀医科大学分子神経研究センター
キーワード:
インターベンショナルMRI
,
MRガイド下肝腫瘍穿刺術
,
リアルタイム画像
,
垂直アクセス
,
マイクロ波凝固壊死療法
Keyword:
インターベンショナルMRI
,
MRガイド下肝腫瘍穿刺術
,
リアルタイム画像
,
垂直アクセス
,
マイクロ波凝固壊死療法
pp.1199-1202
発行日 2000年9月20日
Published Date 2000/9/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407904212
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はじめに
インターベンショナルMRI(interventional MRI:IV-MRI)はオープンMRI装置の利用法の一つである.IV-MRIに必要な機能は,①リアルタイムで高解像度画像が得られること,②患者に対しすべての方向からのアクセスが可能であること,③他の画像診断機器より優れた特徴的な画像が得られることが必要であり,装置の環境としては,①麻酔器の使用が可能であること,②手術室とほぼ同程度の清潔さを保ちうること,などが挙げられる.
これらの機能を満たしうる第1号機が1994年にハーバード大学Brigham and Women's Hospitalに導入されてからは,とくに脳神経外科分野で飛躍的な発展を遂げてきた.本邦ではすでに水平式のオープンMRI装置を導入している医療機関も散見されるが,患者に対するアクセスの制限が問題であり,侵襲的手技が十分普及するには至っていないのが現状である.
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