Japanese
English
臨床報告
垂直型オープンMR装置による立位での乳房内部形態観察
3D internal mammary measurement by vertical open MRI during standing
張 弘富
1
,
阿部 元
1
,
黒川 正人
2
,
梅田 朋子
1
,
久保田 良浩
1
,
来見 良誠
1
,
谷 徹
1
Hirotomi CHO
1
1滋賀医科大学乳腺一般外科
2宝塚市立病院形成外科
キーワード:
乳房
,
三次元計測
,
垂直型オープンMR装置
,
MRI
Keyword:
乳房
,
三次元計測
,
垂直型オープンMR装置
,
MRI
pp.860-863
発行日 2011年6月20日
Published Date 2011/6/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407103611
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要旨
当施設(滋賀医科大学医学部附属病院)には,立位や座位での撮影が可能な,わが国で唯一の垂直型オープンMR装置が設置されている.今回,この垂直型オープンMR装置を用いて,自然状態,すなわち立位(座位)における,正常乳房の表面および内部形態の観察を行ったので報告する.表面形状のみの測定は既存の三次元レーザースキャナなどでも可能であるが,立位で乳房の表面形状と内部構造の両方を非接触的に観察することが可能なのは,現時点ではこの垂直型オープンMR装置のみである.今後,症例を蓄積していくことで,乳房部分切除術後の乳房変形の評価や予測,あるいは乳房再建術の整容性の改善などに役立つことが期待される.
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