Japanese
English
臨床報告・1
門脈肝静脈短絡症を伴った肝内門脈瘤の1手術例
A surgical case of an intrahepatic portal vein aneurysm with shunting between the portal vein and the hepatic vein
石川 忠則
1
,
堀見 忠司
1
,
岡林 孝弘
1
,
森 直樹
1
,
長田 裕典
1
,
西岡 豊
1
Tadanori ISHIKAWA
1
1高知県立中央病院外科
キーワード:
門脈瘤
,
門脈肝静脈短絡
,
外科的治療
Keyword:
門脈瘤
,
門脈肝静脈短絡
,
外科的治療
pp.905-908
発行日 2000年7月20日
Published Date 2000/7/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407904161
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はじめに
門脈大循環系短絡の形態は,肝外性門脈副血行路がほとんどであり1),肝内門脈瘤を介する門脈肝静脈短絡症の報告はまれである.一般に本症は,門脈肝静脈の短絡による高アンモニア血症で肝性脳症を呈するが,このたび著明な全身浮腫と貧血,そして異常行動,異常発言などの神経症状を呈した本症に遭遇し,これに対して肝切除術を行った症例を経験したので,文献的考察を加えて報告する.
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