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特集 胃全摘後の消化管再建—術式のベストチョイス
胃全摘後の小腸間置法による再建
Reconstruction by jejunal interposition for total gastrectomy
山口 浩和
1
,
上西 紀夫
1
Hirokazu YAMAGUCHI
1
1東京大学臨床系大学院臓器病態外科学消化管外科
キーワード:
胃切除後
,
再建法
,
小腸間置法
,
空腸嚢
,
犠牲腸管
Keyword:
胃切除後
,
再建法
,
小腸間置法
,
空腸嚢
,
犠牲腸管
pp.685-690
発行日 2000年6月20日
Published Date 2000/6/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407904124
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胃全摘後の再建法は実に様々なものがある.いかに失われた胃の機能を補うか,消化吸収に有利な再建法とするか,胃切除後の障害を軽減するかといった点が問題となる.小腸間置法は食物が十二指腸を通過する生理的経路を保つため,postcibal asynchronismの問題を解決し,消化液と食物の混和が良く,消化,吸収に有利と考えられる.しかし適度な貯留能と排出遅延による滞留感,食道逆流は表裏一体のものであり,その調節が重要である.これらの点を解決するため犠牲腸管作製による挙上腸管の血流・神経温存,空腸嚢作製による代用胃としての貯留能の補填が工夫されている.
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