Japanese
English
特集 各種ステント治療のノウハウ
上部消化管病変に対するステント利用
Expandable metallic stents for dysphagia in patients
村田 洋子
1
,
林 一彦
1
,
小田和 理恵
1
,
中村 英美
1
,
中村 努
1
,
江口 礼紀
1
,
井手 博子
1
,
鈴木 茂
1
,
高崎 健
1
Yoko MURATA
1
1東京女子医科大学消化器病センター
キーワード:
expandable metallic stents
,
malignant stenosis
,
esophageal cancer
Keyword:
expandable metallic stents
,
malignant stenosis
,
esophageal cancer
pp.415-420
発行日 2000年4月20日
Published Date 2000/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407904070
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上部消化管におけるステントの適応は器材の改良により拡大している.現在,主に使用されている金属性ステントは形状記憶合金のニチノールが使用され,ステント内腫瘍増殖を予防するためにシリコンなどで被覆されている.これらは専用のdelivery deviceによって目的とする部位でリリースする.挿入は透視下で行う.効果の判定は嚥下障害の改善度にて行い,挿入後改善が得られている.合併症は本邦では出血,誤嚥による肺炎があり,軽症として胸痛が多かったが,欧米ではステントの変位などで,胸痛は少ない傾向であった.
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