Japanese
English
臨床報告・1
経皮的乳頭拡張術を用いて除石した総胆管結石症の2例
Two cases of bile duct stone treated by percutaneous papillary balloon dilation
河内 保之
1
,
岡本 春彦
2
,
畠山 勝義
2
Yasuyuki KAWACHI
1
1栃尾郷病院外科
2新潟大学医学部第1外科
キーワード:
経皮的乳頭拡張術
,
胆管結石
,
結石除去
Keyword:
経皮的乳頭拡張術
,
胆管結石
,
結石除去
pp.257-260
発行日 2000年2月20日
Published Date 2000/2/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407904042
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はじめに
総胆管結石症に対する治療は内視鏡的処置の進歩や腹腔鏡下手術の導入により大きく変わりつつある.一方,経皮的乳頭拡張術(percutaneouspapillary balloon dilation:PPBD)よる総胆管結石の除石は1980年代に欧米で報告されていたが1,2),本邦では内視鏡的治療に押され,検索しえた限り2つの報告しかない3,4).今回,筆者らは総胆管結石症の治療としてPPBDによる除石が最も低侵襲であると考え,2例の高齢者総胆管結石症に対してPPBDによる除石を行い,良好な結果を得たので報告する.
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