特集 薬物療法マニュアル
Ⅶ.併存病態の理解と薬物療法
4.消化器疾患
慢性膵炎
高橋 伸
1
Shin TAKAHASHI
1
1慶應義塾大学医学部外科
pp.477-479
発行日 1999年10月30日
Published Date 1999/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407903924
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基本的な事項
慢性膵炎は臨床的に反復性または持続性腹痛と膵内・外分泌機能低下を主な症状とし,病理組織学的には限局性ないしび漫性な膵実質の脱落と線維化を示す疾患である.その成因について1984年の全国集計では男性にアルコール性が多く,女性に特発性や胆石が多いい傾向があるが,男女全体ではアルコール性が59%,特発性が27%,胆石が8%,急性膵炎が3%であった1).
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