Japanese
English
臨床報告・1
酸素吸入療法が奏効した門脈ガス血症を呈した大腸嚢腫様気腫症の1例
Oxygen inhalation therapy for pneumatosis coli with hepatic portal venous gas: A case report
宇高 徹総
1,2
,
堀 堅造
1
,
安藤 隆史
1
,
辻 和宏
1
,
三谷 英信
1
,
山根 正修
1
Tetsunobu UDAKA
1,2
1屋島総合病院消化器病センター外科
2三豊総合病院外科
キーワード:
大腸嚢腫様気腫症
,
門脈ガス血症
,
酸素吸入療法
Keyword:
大腸嚢腫様気腫症
,
門脈ガス血症
,
酸素吸入療法
pp.525-527
発行日 1999年4月20日
Published Date 1999/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407903590
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はじめに
門脈ガス血症は主に腸管壊死を伴う虚血性腸疾患にみられる合併症で,予後不良の徴候とされてきた.近年,さまざまな腹部疾患に合併した門脈ガス血症の報告例の増加とともに生存率の改善がみられている.
今回筆者らは,酸素吸入療法により治癒した門脈ガス血症を呈した結腸腸管嚢腫様気腫症(pneu-matosis cystoides intestinalis:以下,PCI)の1例を経験したので,若干の文献的考察を加えて報告する.
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