Japanese
English
臨床研究
甲状腺乳頭癌に対する縮小手術の検討
Conservative operation for papillary thyroid carcinoma and the relationship of tumor size and recurrence rate
犬塚 貴雄
1
,
木村 正美
1
,
竹内 尚志
1
,
甲斐 正徳
1
,
山口 祐二
1
,
上村 邦紀
1
Takao INUTSUKA
1
1健康保険人吉総合病院外科
キーワード:
甲状腺癌
,
手術
,
リンパ節転移
,
再発
Keyword:
甲状腺癌
,
手術
,
リンパ節転移
,
再発
pp.395-398
発行日 1999年3月20日
Published Date 1999/3/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407903563
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はじめに
近年,超音波診断装置の進歩と甲状腺癌検診への採用によって,微小甲状腺病変の発見の機会が増加した.また,このような微小甲状腺病変に対する超音波ガイド下穿刺吸引細胞診の普及により,多数の微小甲状腺癌が発見されるようになってきた1).
一般に甲状腺癌の多くは,他の固形癌と比較すると予後良好であり,その中には自然治癒や生涯不顕性癌のため手術不要なものも含まれているという意見もある2,3).また,腫瘍径1cm以下の甲状腺乳頭癌に対して,リンパ節郭清を行わなかった報告もみられる4,5).
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