病院めぐり
北海道社会保険中央病院外科
安達 武彦
pp.102
発行日 1999年1月20日
Published Date 1999/1/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407903504
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豊平川は小漁山に源を発し,定山渓を経て札幌市街地のほぼ中央を貫流し,石狩川本流と合流して石狩湾に注いでいます.その河川敷はサイクリングロード,野球場,サッカー場,テニスコート,公園などに利用され,多くの市民に親しまれている憩いの場でもあります.夏は花火大会,秋は鮭の遡上がうれしく,冬には一面の銀世界で,春には萌える緑が目に心地よく感じられます.
当院は,この豊平川右岸に昭和28年2月11日に結核撲滅のため結核療養所として22床,医師5名でスタートしました.現在は17診療科を標榜し,病床数350床,医師数34名の総合病院となり,札幌豊平区および南区地域の基幹病院として重責を担っています.そしてまた,札幌市街地では唯一の結核病棟を有する病院として特徴づけられています.開院45周年を機に,建物の老朽化と狭隘化のため平成15年をめどに新築中であり,職員・丸となり設計図と新しい病院組織改革に知恵を結集しています.新病院では100床の老健施設が併設され,診療科も増設される予定です.
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