病院めぐり
社会保険中央総合病院外科
柴崎 正幸
pp.236
発行日 2001年2月20日
Published Date 2001/2/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407904380
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社会保険中央総合病院は保険診療のモデル病院として,1947年に新宿の地に設立されました.以来50年余にわたって社会保険の中核病院として高度な医療活動,医療スタッフの養成,医療システムの研究・確立,災害時の医療拠点としての積極的な救援活動をその使命として参りました.1987年に現在地に新築移転いたしましたが,新病院は当時としては最先端の設備を有する近代的病院で,他病院の羨望の的であったMRI装置,大学病院にもまだなかった原体照射が可能な放射線治療装置などが備えられました.また中央手術部は当院自慢の施設で,広々とした10の手術室が入り口を中心としてコの字型に整然と並び,その周囲には広い廊下がめぐらされています.移転当時の院長が大学手術部元教授で手術室の設計には特に念入りであったといわれています.
当院は新宿副都心の約2km北部に位置し,夜には高層ビル群の美しい夜景が眼前に見渡せる絶好な立地条件を満たしています.しかしその反面,周囲には大病院がひしめき合い(大学病院3,国公立病院など3),大変な医療過密地域となっています.このため当院のレベルアップを計るため,1999年に財団法人日本医療機能評価機構による病院機能評価を受けました.
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