Japanese
English
特集 外科・形成外科の連携と展望
広範囲腹壁欠損に対する腹筋再建
Dynamic reconstruction for wide abdominal wall defects
光嶋 勲
1
,
稲川 喜一
1
,
奥本 和生
1
,
森口 隆彦
1
Isao KOSHIMA
1
1川崎医科大学形成外科
キーワード:
広範囲腹壁欠損
,
神経付き筋皮弁移植
,
マイクロサージャリー
Keyword:
広範囲腹壁欠損
,
神経付き筋皮弁移植
,
マイクロサージャリー
pp.1569-1575
発行日 1998年12月20日
Published Date 1998/12/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407903464
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腹壁欠損に対しては鼠径皮弁,腹直筋皮弁,外腹斜筋筋膜弁,大腿張筋皮弁,大腿直筋皮弁などの再建術がある.長期有効性から考えれば小欠損であっても人工材料は避け,自家筋膜移植を第1選択としたい.これまで再建が難しかった広範囲腹壁欠損に対して,近年マイクロサージャリーを用いた遊離筋皮弁移植術が導入された.広範囲欠損例に対しては単なる閉鎖ではなく,神経付き筋皮弁移植による腹筋機能を持つ腹壁の再建を目標としたい.
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