病院めぐり
国立善通寺病院外科
佐尾山 信夫
pp.1177
発行日 1998年9月20日
Published Date 1998/9/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407903282
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空海生誕の地,香川県善通寺市に当院は明治30年7月第11師団善通寺丸亀衛戌病院として創立され,昭和11年12月善通寺陸軍病院と改称されました.昭和20年に現在の国立善通寺病院として再び改称され同時に外科も開設されました.以来,今年で創立54年を迎えます.現在では診療科20科,病床数(精神100床を含む)351床の総合病院として発展し,診療圏は善通寺市人口3万5千人と周辺市町村をはじめ一部徳島県にまで及んでいます.当院はJR善通寺駅より徒歩15分で,南方200mには75番札所,総本山善通寺があります.数年前に善通寺の五重の塔の大改築工事がなされ,病院よりその景観を望むことができます.北方には手術室より瀬戸大橋,瀬戸内海,岡山を一望することができます.
さて当院外科は徳島大学第2外科の関連施設で,吉田院長を始め現在7名(スタッフ5名,研修医1名,レジデント1名)で構成されています.日本外科学会,日本消化器外科学会,日本胸部外科学会,日本呼吸器学会などの修練施設に指定されています.常時60床を受け持ち,消化器外科,呼吸器外科,乳腺,甲状腺を中心に一般外科を担当しています.また救急指定病院でもあり外傷外科の症例も多くみられます.常に満床の状態であるため院内の他病棟に必ず外科の患者がいるといった状態です.在院期間の短縮,病床の効率的運営に苦心しています.
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