病院めぐり
国立津病院外科
石田 亘宏
pp.75
発行日 1995年1月20日
Published Date 1995/1/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407905139
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当院は,南に伊勢志摩国立公園,北は四日市市を中心とした臨海工業地帯を控え,三重県の県庁所在地である津市の南に隣接する久居市にある.昭和20年に発足以来,現在13診療科を標榜する300床の総合病院として地域医療に携わっているが,国立病院としての宿命である医師・看護婦の定員,予算の厳しさなどにより,周辺の病院の整備,水準の向上にも取り残されがちであり,三重県全域を診療圏とした高度の総合的診療を行うとともに,医療従事者の研修および養成にあたる名実ともに“National Hospital”として生まれ変わるため,平成10年に国立療養所静澄病院を統合して23診療科,500床の総合病院となる準備が進められている.
病院の発足とともに開設された外科は,消化器外科と一般外科を主体にし,昭和56年10月,日本外科学会認定医修練施設に,また現在では日本消化器外科学会専門医修練施設,日本消化器病学会認定施設として認められている.日高直昭外科医長以下,三田正明,石田亘宏,金児博司医員の計4名で,入院40床,外来患者1日平均50名の診療に加え,学会発表や論文発表にも精力的に取り組んでいる.
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