遺伝子治療の最前線・13
GM-CSF遺伝子導入による癌治療
松原 久裕
1
,
菅谷 睦
1
,
軍司 祥雄
1
,
小出 義雄
1
,
浅野 武秀
1
,
落合 武徳
1
,
磯野 可一
1
,
田川 雅敏
2
,
崎山 樹
2
Hisahiro MATSUBARA
1
1千葉大学医学部第2外科
2千葉県がんセンター研究局
pp.893-896
発行日 1998年7月20日
Published Date 1998/7/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407903234
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はじめに
サイトカイン遺伝子を導入し,癌を治療するという戦略は種々の癌,種々のサイトカイン遺伝子を用いて試みが行われている.欧米ではすでに実際にヒトに対して臨床試験も行われている.ここでは当科において基礎的検討を行ってきた食道癌に対するGM-CSF遺伝子を用いた遺伝子治療を中心に,その有効性および臨床応用への可能性について述べることにする.
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