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特集 ここまできたDay Surgery
大腸腫瘍性病変に対するDay Surgery
Day surgery for colorectal tumors
片倉 重弘
1
,
横山 知子
2
,
佐竹 儀治
2
Shigehiro KATAKURA
1
1医療法人社団弘仁会片倉クリニック
2昭和大学藤が丘病院消化器内科
キーワード:
大腸腫瘍
,
内視鏡治療
,
クリッピング
Keyword:
大腸腫瘍
,
内視鏡治療
,
クリッピング
pp.705-709
発行日 1998年6月20日
Published Date 1998/6/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407903197
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大腸腫瘍性病変に対するday surgeryは内視鏡を中心にして行われている.過去においては原則的に入院して行われていたような症例に対しても,外来にて治療が行われるようになってきた.そのことに大きく寄与してきたのが止血用クリップである.止血用クリップでの摘除後の創の縫合,有茎性病変の茎部におけるクリップを使った血流遮断などによって,出血を恐れずに大腸腫瘍に対する内視鏡摘除が行われるようになった.本稿においてはクリッピングを行う際の手技的な留意点を中心に述べる.適切な術前,術後の対応がなされるのであれば,現在入院して内視鏡的摘除がなされている大腸腫瘍の多くは外来にて内視鏡的治療が可能であると筆者は考えている.
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