Japanese
English
臨床報告・1
IVRを応用して内瘻化した膵頭十二指腸切除後完全外膵液瘻の1例
A case of intractable pancreatic fistula after pancreatoduodenectomy successfully treated by a technique of interventional radiology
野崎 功雄
1
,
竹内 龍三
1
,
森本 接夫
1
Isao NOZAKI
1
1水島中央病院外科
キーワード:
術後膵液瘻
,
内瘻術
Keyword:
術後膵液瘻
,
内瘻術
pp.647-650
発行日 1998年5月20日
Published Date 1998/5/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407903188
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はじめに
外膵液瘻とは何らかの要因により膵管が破綻し膵液が体外に排出される状態を示す.この時,膵管と消化管とが何らかの交通を持っていれば保存的に治癒する場合が多いが,そうでない場合は完全外膵液瘻と呼ばれ,保存的に治癒する可能性は低い.今回,われわれは,膵頭十二指腸切除後に発生した完全外膵液瘻に対して低侵襲なinter-ventional radiology(以下,IVR)を応用して内瘻化に成功した1例を経験したので報告する.
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